ホロスコープのエレメント

前にもエレメントについて書いたことがあったんですが、12星座の記事を書いていくにつれて、いろいろと気づくことがあったので、書き直しました。

 
占星術を勉強し出した時から、エレメントの教科書通りの説明は納得いってないところが多くて、自分で読む分にはいいんですけど、他人にエレメントについて聞かれたらどう答えたらいいのか困るだろうなとずっと思ってました。
 
とりあえず、いくつかの条件を決めて、それを満たしていれば、エレメントのそれぞれの定義として認められることにしました。勝手に。
 
その条件は
 
①同じエレメントの3星座に共通する性質であること
②一つ前のエレメントを否定し、一つ後のエレメントに否定される性質であること
③西洋占星術の教科書的な意味、キーワードに関連のある性質であること
 
この3つです。
 
以下にその3つの条件を満たしていると思うそれぞれのエレメントの性質を書いていきます。これは、過去の〇〇座の記事のエレメントの項目のところに書いてある説明をそのまま抜粋しています。よかったら見てみてください。
 

 

・4大エレメント・・・火

 

エレメントは常に、火→地→風→水の順番に移行し、水まで行くと、また火に繋がっていきます。この流れをふまえると火は水を常に否定することになり、火では、水で自分の感情と対象の感情が同化、共感した状態から、自分の感情を分離させようとします。水では自分の感情と対象の感情が同化した状態になっていましたが、これは自分の感情と対象の感情が等しくなっているということです何かと何かが同化するにはそれぞれが等しくなければならないので。これに対して、火は対象の感情にとらわれることなく、自分の感情を強く意識するようになるので、自分の感情と対象の感情が等しくなくなるので、同化とは逆に分離が起こります。火と水は同じ「感情」がテーマですが、火は自分の感情、水は自分と対象の同化した感情を指します。火は自分の感情が自分の中で存在していることを重要視するのであり、そのことは自主性、意思、分離、自立などのキーワードにもつながっています。

 

他の火星座との違い

 

他の火星座では、性質の枠組みは同じでも、分離しようとする対象と、その対象との関係性に違いがあります。その違いを以下に書いていきたいと思います。

 

 牡羊座:  時間的、空間的に制限がない感情(魚座)を対象として、そこから自分の感情を分離する。対象との関係性は、対象は、時間的、空間的に制限された個としての自分という存在を確定させるもの。

 

獅子座:  時間的、空間的に制限されている、自分の感情が及んでいる集団の感情(蟹座)を対象として、そこから自分の感情を分離する。対象との関係性は、対象は、空間的に制限されていない、位置付けとしての自分という存在を確定するもの。

 

射手座:  時間的、空間的に制限されている、自分から切り離された他者としての他者やそれを含む集団の感情(蠍座)を対象として、そこから自分の感情を分離する。対象との関係性は、対象は、自分という存在を認識する、時間的、空間的に制限されている比較、競争の相手。

 

 

・4大エレメント・・・地

 

エレメントは常に、火→地→風→水の順番に移行し、水まで行くと、また火に繋がっていきます。この流れをふまえると、地は常に火を否定することになり、火では生まれた自分の感情が自分の中で存在していることが重要であったのに対して、地はその自分の感情が何らかの対象との関係性の中で存在していることを重要視します。そして、ある一定の価値観に基づいて対象を価値づけ、自分の感情の存在を感じさせてくれる対象を価値のあるもの、そうでない対象を価値のないものとして価値ある対象を得ようとします。これが「定着」「安定」などの地星座のキーワードにつながっていきます。また、地星座のキーワードとして「感覚」があげられますが、これは対象という自分以外のものとの関わりがあってはじめて発生するものであり、なおかつ、その対象を自分の価値観をもとに一方的に識別しているという意味で自分基準であり、その対象は自分のための対象であるところに由来しています。

 

他の地のエレメントとの違い

 

他の地のエレメントでは、性質の枠組みでは同じでも、対象を価値づけるための価値観の基準がそれぞれ違います。以下に価値観の基準と、対象へのアプローチの仕方の違いを書いていきます。

 

牡牛座  :  対象が自分にとって良い感覚をもたらすかどうか→良い感覚をもたらす対象を所有しに行く

乙女座  :  対象が自分という存在を必要とするのかどうか→必要としてくれる人を求める。必要とされるように自分を磨く

山羊座. :  対象が社会的価値観に基づいて評価されるものなのかどうか→社会的価値観に基づいて評価される何かを得られるように自分を磨く

 

 

・4大エレメント・・・風

 

エレメントは常に、火→地→風→水の順番に移行し、水まで行くと、また火に繋がっていきます。この流れをふまえると、風は常に地を否定することになり、地で重要視していた価値観を壊します(詳しくは牡牛座の記事のエレメントのところを見てみてください)。この価値観はそれぞれの地星座で基準は違うものの、どれも火、つまり、自分の感情、を感じさせるための対象を価値づけるための価値観であり、自分視点の価値観なので「主観的」だと言えますが、風星座はそれを壊し、なくそうとするので、その逆で「客観的」であると言え、これは風星座の重要なキーワードのひとつです。自分と対象の間にあった価値観を決めなければ、自分と対象の区別はないのです。地星座では、自分視点での価値観が自分と対象とのつながりになっていましたが、風星座ではそのつながりがなくなるので、自分(対象)と対象をつなぐものとして、自分視点ではない双方に共通した何かが必要となり、「言語」「文字」「コミュニケーション」「数字」「知識」「情報」「論理」「流動性などが重要視されます。また、その対象としての「他者」もキーワードです。地星座で重要視していた価値観は、価値の有無を作り出したため、対象を獲得する基準ができた一方で、その価値に縛られてしまうことになってしまったのでそれを壊そうとするのが風星座なのですが、そこに大きく関わっているのが「想像」です。「言語」「文字」「コミュニケーション」「数字」「知識」「情報」「論理」「流動性」「他者」などは本来存在しないものをあると「想像」し仮定したものやそれを前提としたものです。風星座は、上の説明のように価値観を壊すことによって、「想像」を重要視する一方で、これらを「想像」することで、価値観を壊そうとするのです。価値観を壊すことと「想像」は相互性があるのです

 

他の風星座との違い

 

他の風星座では、性質の枠組みは同じでも、壊そうとするひとつ前の地の価値観と「想像」する内容がそれぞれの風星座で違います。その違いを以下に書いていきたいと思います。

 

双子座 : 牡牛座の、自分の感覚による過去の経験に基づいた価値観を壊して、競争、比較対象としての他者を想像で作り出す。

 

天秤座 : 乙女座の、自分の存在や心が必要とされるのかどうかという基準に基づいた価値観を壊して、自分が自分の存在理由を求めない他人を想像で作り出す。(他人が決めた自分が自分だということ)

 

水瓶座 : 山羊座の、社会的な評価や序列に基づいた価値観を壊して、自分をふくむ全ての人間の心とその心だけで繋がれる自由で平等な世界を想像で作り出す。

 

 

・4大エレメント・・・水

 

エレメントは常に、火→地→風→水の順番に移行し、水まで行くと、また火に繋がっていきます。この流れをふまえると、は常に風を否定することになり、風で地の価値観を壊すことによって、分かれて現れた、自分の感情と対象の感情を同化しようとします。地では自分の感情、つまり火と対象の間に、自分の感情を感じさせてくれる対象を価値づける価値観がありましたが、風ではその主観的な価値観が壊され、自分の感情(対象)と対象をつなぐものとして、自分視点ではない共通のツールである言葉や情報が重要視されました。このとき、主観的な価値観がなければ、自分と対象の区別はないので、自分の感情、つまり火は、逆に自分を含め、どの対象にも存在していることになります。つまり、風では、それぞれの感情、つまり火と火の間に言葉や情報があって、それぞれの火が関係を持ちながら独立している状態です。そして、水では、独立しているそれぞれの感情、つまり火を同化しようとします。風で区別のなくなった自分の感情とそれ以外の感情は、言葉や情報などの自分視点でない共通のツールを通じて、同じ感情になったとき同化します。これは水星座の重要なキーワードの「共感」です。何かと何かが同化するということはそれぞれが等しくなるということです。それぞれが等しいものにならなければ、ひとつのものになることはできませんから。風で、自分を含む対象の感情の主体と客体の区別がなくなっても、まだ同化はできません。誰の感情かという区別はなくなっても、それぞれの感情がどういうものかという点では等しくありません。水では、風で主体と客体の区別がなくなった自分を含む対象同士の感情、つまりそれぞれの火を、共通のツールを通じて、等しいものにし、同化し、共感しようとします。風で「想像」した実際はないもので仮定や可能性であった他者、言葉、情報などは、水でその存在を「信じる」ことによって、自分の感情と結びつき、同化し、絶対的なものになります。自分の感情とつながれば、自分の感情は生きている限り絶対存在するので、それは仮定や可能性ではなくなります。

 

他の水星座との違い

 

他の水星座では、性質の枠組みは同じでも、同化し共感しようとする対象と、対象との関係性に違いがあります。その違いを以下に書いていきたいと思います。

 

蟹座:  時間的、空間的に限定された集団や他者を対象にして同化し共感しようとする(この集団とは特定の集団も指すが、はっきりと集団を対象にしているというよりは、自分に関わる対象のまとまりを全体的に指している)。対象の感情に自分の感情を合わせようとする。

 

蠍座:  時間的、空間的に限定されていて、自分とは切り離された他者としての他者やそれを含む集団を対象にして同化し共感しようとする(この他者はひとつ前の天秤座で確立した他者で、自分の存在意義を求めない他者。つまり、他人が決めた自分が自分であるということ)。自分の感情と対象の感情を互いに壊し合い、ひとつのものとして再生させようとする。

 

魚座:  時間的、空間的に限定されていないすべてに存在する心を対象にして同化し、共感しようとする(この心とは、ひとつ前の水瓶座で、山羊座の社会的価値観を壊し、人類がそれぞれの心を基準にして生き、心で繋がる自由で平等な世界を目指したが、その心で、それは突き詰めれば区別がない)。すべてにある心は、自分と対象との区別が全くないので、どちらに合わせるかという概念がない。